Into the wild

昨夜、久しぶりに映画を見にいってきました。
昨日公開初日の「イントゥ・ザ・ワイルド」です。
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公開前から、この映画は見てみたいと思っていたので、待ち切れずに公開初日の夜最終回に空きがあったので見てきました。
物質至上主義的な社会に疑問を抱き、複雑な家庭環境のための両親との確執に傷つき、大学を卒業したばかりの青年が一人、北の荒野をめざして放浪の旅をするというお話です。
実在にいた人物の話で、「荒野へ」という邦題で本も出ていますから、ぜひ読まなければ・・と思っています。映画では描き切れなかった様々なエピソードが書かれているそうです。
放浪の途中で、出会う一風変わった人たちとの心温まる関係と別れ。そして広大なアメリカの原風景や自然も存分に盛り込まれてあり、アコースティックな音楽も花丸。
私的には、なかなか心に沁みる作品でありました。

主人公は、自分を取り巻く虚飾に満ちた環境を捨て、お金もカードも焼き捨て、アラスカの荒野を目指します。
そこで、たった一人で狩猟をして究極にシンプルで過酷な生活をすることで、真実を知ろうとするのです。実際に彼は2年間の放浪ののち、アラスカの荒野にたどり着き、捨てられて朽ちかけたバスの中で数週間を生活し、彼の想像の及ばなかった様々な経験をすることになります。
彼が最終的に知ったことは、自由に生きるということは「孤独」だということ。
本当の幸せの実現とは、誰かとそれを分かち合って初めてなし得るということ。

北の荒野で一人で暮らしたいとは思いませんが・・・・、私もこの主人公の青年と同じくらいの頃、周りのすべてがいやになると「誰も知る人のいないところに行って、一人でくらしたい。」とか考えました。
「無人島に行って一人でくらしたい」って、よくやけっぱちになって口走ったっけ。
それがどれだけ孤独なことかは分かっていたけど、しがらみもなくすごく自由なんだろうな・・というあこがれもありました。
主人公の青年は自暴自棄になって、家族を困らせようとして放浪の旅にでたわけじゃなく、あくまでも真理の追究ですから、現実逃避したかった私とは根本的にちがうけど。
やはり、共感するものがありました。

私は結婚して、子供が産まれても、疲れてくると、なにもかも投げ出して一人で自由にそして孤独に暮らす自分を妄想したものです。

いつのころからか、そんな妄想をしなくなりました。なぜかな・・・?
心が疲れてくることはやっぱりあるけど、一人で生活したいとは思わない。
鳥たちと暮らすようになってからかな・・・・・って気もします。
やつらが、私の頭の中にマイナスな妄想が始まりそうになると、それをかき消しちゃうのかもしれません。無邪気なおしゃべりや甲高い鳴き声で・・・。
映画の中でも青年が、自然界の動物たちに心癒されている場面が多々出てきますが、
動物たちの力って、ほんとすごい。
ま、そんなことを家に帰ってお風呂につかりながらつらつらと考えました。^^


最終の回だったので、すっかり遅い帰宅になってしまい、花の放鳥はパスかな・・・と思ったのですが、ケージに貼り付きじっとりと湿った視線を投げる花を見ていると、このままカバーをかけてしまうのも不憫な気がして、いっしょにお風呂に入ることにしました。
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久しぶりに連れて来られたお風呂にちょっと緊張する花。

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お風呂から洗面所の私を見る。

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ひえ~、なんでシャワーすることになったん?
なにがなんだかわからないうちに、シャワーかけられちゃってる花。037.gif

もう、深夜だったので乾かされてさっさとケージにしまわれちゃった花は、「いこー、いこー」って言っていました。^^
行こう、行こう、明日はどっか行こうね。ごめんね。

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Commented by りおん at 2008-09-07 21:15 x
いい映画にめぐり合えた時って、心がクリーニングされたような気分になりませんか?^^
そんなキモチを花ちゃんとも分かち合いたくて、一緒にお風呂&シャワーだったのかしら?・・・なんて、わたしの妄想だけれど。

充実したステキな週末を過ごされたのですね^^
sanaさんの幸せは、花ちゃんの幸せですもの!
花ちゃんも満足しているのだわ、きっと!

いろいろ考えていくと、本当の自由って、帰るところがあってこそ
つかの間に感じることができるものなのかなぁ~なんて思ったりしています・・・よくわからないケド。^^
Commented by sana at 2008-09-08 09:59 x
りおんさん
うん。よかったなと思える映画を見た後は、しばらく無言になってその世界に浸ってしまいますね。
確かに日常のさまざまな事が、一回リセットされるような感があります。

帰ってきたのが遅かった上にお風呂に入りたかったので、放鳥タイムは私のお風呂タイムとドッキングしちゃえっつーことです。
花にとっては、思いっきり手抜きな夜ですよね。
おまけに、深夜にシャワーされちゃうしね。^^

そうですね。帰れる場所があった上での自由な時間が一番幸せなのですよ。家庭や仕事や人間関係につなぎとめてもらうという安心感も生きていくうえで大切なことですね。
Commented by かつをどり at 2008-09-08 13:49 x
心に残る作品だったんですね、よかった。
いい作品を見たあとは自分に新たなエネルギーを蓄えられますよね。
ショーン・ペンって演技力があるくせに、出演する作品の選び方の悪さとか表現のズレとかを感じてイライラしてたんだけど、監督としてこの作品が成功しているのなら嬉しいな。
(評価や興行成績のことではなくて…)

全てを投げ出すのってエネルギーが要るよね。
歳を取れば取るほど容易に結果の想像がつくようになって、諦めも早くなる。
真実の追究には失うことを恐れない勇気が必要だけど。
人間ってどこにいても所詮孤独だから、自ら他者や環境に関わっていかなければそこで完結してしまう。
どこにも行かなくても、何も捨てなくても、きちんと生きてきた証として。
現実にまみれながら生きていくことの歓びを知り、価値あるものが目の前にある。
sanaさんが妄想をしなくなったのは当然ではないかと思ったのでした。

シャワー室の隅っこにいる花ちゃんの姿が愛おしくって健気で大好き。
Commented by sana at 2008-09-08 20:54 x
かつをどりさん
ショーン・ペンが出演した映画は、何本か見ていると思うけど印象に残っていません。これまで監督した作品もあまり興味がなくて見ていませんが、今回はショーン・ぺンだからというのじゃないくて、作品そのものをなんか見てみたいとおもったんですね。
こだわる人なのだなぁと・・・、そして監督自身が実在の人物だった主人公にすごく共感しているのがよくわかりました。

人間てどこにいても孤独、確かにね。ふつうは自覚してないけど。一人で気ままに自由に暮らしたら、きっと「孤独」は身に沁みるんだと思います。そんなのにちょっと憧れる自分がいたのですけど、いつの間にか消えていますね。もう、そんなこと考える余裕がないくらい日常が駆け足ってこともあるー。(汗
Commented by まゆみ at 2008-09-09 00:43 x
いつも楽しく見させて頂いてます。良い映画に巡り会えて良かったですね☆私もこの世界から逃げ出したいと思うことがあります。消えてしまえば楽になるとも思うことがあります。 でも日々の幸せに触れたり、家族や友人の愛を感じるとき、あぁ生きてるって幸せなんだ…って思ったり。
変な話すみません。
最後の花ちゃん写真可愛すぎです!
Commented by sana at 2008-09-09 10:03 x
まゆみさん
いつも、ありがとうございます。
そうよね。だれしも、八方ふさがりな気持ちになって、疲れちゃって、どっかに逃げちゃいたいってことありますよね。
でもみんなどうにか、この世の中とツジツマを合わせて生きてるんですよね。
映画の主人公のように1人、放浪する勇気ないし・・・(^^
辛かったり、日々の幸せやヒトの愛情を感じたり・・・そうやって生きてくのよね。
ほんと、私も今はつくづく思います。生きてるだけで丸もうけ!!

最後の写真、私もお気に入りなんです。^^/
Commented by みらい at 2008-09-11 19:08 x
「なにもかも投げ出してトンヅラしたい」って思うのは私の無責任虫だけかと思っていましたが、sanaさんもほかの皆様もお考えになることがあるんだと、サイトの主旨とは違う共感を覚えました。私自身、どっかでトンヅラしないためにインコと暮らす選択をしました。夫はひとりで生きていけるでしょうが、この仔たちは私がいないとダメだとおもうと、明日もがんばろうと思えるのです。永遠の2歳児たちを守っていこうじゃあありませんか!(いえ、守られているのかも)
Commented by sana at 2008-09-11 21:36 x
みらいさん
現実逃避したくなる衝動は、多かれ少なかれ、どんな人も経験しているんですね。その逃避の仕方はいろいろあるでしょうが・・・・、蒸発して、一人孤独に知らない土地で暮らすというのは究極の逃避でしょうね。昔の私はそこに、ちょっと甘美なものを感じていました。^^;
そうそう、インコたちがいる限り、トンヅラはありえないですね。
連れていくという手もありますが・・・・鳥たちと暮らすようになってからは、そんなこと考えなくなりました。
これも大きなインコ効果ですね。
お互い、何かに行き詰まってもインコたちとの暮らしを守って地に根を張って生きていきましょうね。みらいさん!(笑
by sanakk | 2008-09-07 15:11 | Comments(8)

平凡な主婦と平凡なヨウムの楽しく滑稽な日々を綴ります
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