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ヨウムな生活 sanahana.exblog.jp

平凡な主婦と平凡なヨウムの楽しく滑稽な日々を綴ります


by sanakk
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早春、京都旅行 2

京都二日目の朝、ホテルでバイキングの朝食を摂った後、さっそく前夜計画した通り、その日のプランを消化すべく我々は出発しました。
この日は、お天気にも恵まれ、前日よりかなり暖かかったです。私は着てきたモッズコートのライナーを外しました。
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まずは、ホテルの真正面にある路地から行ける本能寺。
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焼失と再建を繰り返してきた本能寺、京都市役所のすぐそばのこの地に秀吉が移転させたのは5回目の再建だったそうです。
その後も2回焼失して、現在のこの本堂は1928年に再建されたものだそうです。
背景に長い歴史があるのに、重文に指定されていないのは、近代に再建された建物だからでしょうか。
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信長のお墓の前で。信長の太刀がおさめられているそうな。
また本能寺には7つの塔頭寺院(たっちゅうじいん)が境内にありますが、ひとつひとつがとても立派な独立したお寺です。歴史のありそうな古い建物。でも、そのお寺の前に子供乗せ専用電動機付自転車がおいてあったりして、若い僧侶家族が生活している匂いがぷんぷん。
それらの塔頭寺院の中の生活を見てみたいと思いました。生活スペースは、超近代的にリフォームされているかもね、なんて話しながら本能寺を後に。
さて、これからがこの日のメインプラン。ホテルの前からバスに乗って向かったのは金閣寺。
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京都に来たら、ここに来なくちゃ、ですよね。
教科書で散々見てきた金閣寺を、生で初めて見たYUKAは大はしゃぎ。
この日のメインプランは金閣寺から仁和寺までの世界遺産を巡る「きぬかけの路」を歩くこと。
金閣寺から竜安寺までは徒歩で16分と言われていますが、すでにその途中で疲れてきた我らへたれ三人組。
きぬかけの路ぞいで通りかかったカフェ「山猫軒」さんで一休み。
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宮沢賢治著の「注文の多い料理店」から命名したというお店。落ち着いた雰囲気でとても寛いだ時間を過ごせます。きぬかけの路を散策する時の一休みにオススメです。
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お茶タイムを経てたどり着いた竜安寺。
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竜安寺と言えば石庭ですね。私とA子は30年前にも二人で来ています。今のYUKAと同じくらいの年齢でした。
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当然ですが、石庭はあの頃と何も変わっていません。変わったのは私とA子。
ずいぶんトシをとりました。002.gif
トシをとってから見るこの石庭・・・若い時とはまた違った目で見ることができますね。謎が多く、またその謎が解明されていないこのお庭、眺めれば眺めるほどに設計者の意図に引き寄せられていくような・・・。世界文化遺産です。
(ちなみに石が15個全部見えるポイントはスルーしてしまいました。008.gif
お次は仁和寺(にんなじ)。こちらも世界遺産です。
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仁王門の前で、お馬鹿さん母娘です。
平安時代、代59代宇多天皇によって建立。皇室との縁が深い寺院だそうです。
御室御所(おむろごしょ)と呼ばれる宮廷風建築は素晴らしいですよ。広いし長いし、独りで巡っていたら迷子になりますよ。
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庭園も素晴らしいです。桜の季節、紅葉の季節に来たかったなぁ。
あと2週間遅ければ、桜満開の庭園が見られたのに・・・・。まあ、その頃はさらに観光客が押し寄せるでしょうから、それもどうなのかな。

きぬかけの路散策で最後に訪れたのは「妙心寺」。広い敷地の中には46もの塔頭寺院があり、それぞれに独立したお寺だそうです。公開されているお寺もいくつかあります。
立派な建物のお寺ばかりですが、46もの寺院にそれぞれ檀家があって成り立っているのでしょうか?その辺のからくりがとても気になるところです。私たちの観光視点はすこしずれていますかね?
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重文の法堂(はっとう)です。
500円でお寺のおばちゃんがとても詳しくガイドしてくれます。これはリーズナブルだと思いました。
私たちの質問にも丁寧に答えてくださいました。
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法堂の天井に描かれている雲龍図。狩野探幽筆。(パンフレット撮影)
天井の龍を見上げつつぐるりと輪を描くように歩くと、龍の表情が変わり、下り龍になったり上り龍になったりするから不思議です。
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次におばちゃんがガイドしてくれた「明知風呂」。明智光秀の菩提を弔うために建てられたと言われています。
需要文化財です。
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お湯を沸かすかまど。
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浴室は、いわゆる蒸し風呂。今でいうところのサウナ風呂ですね。光秀はお風呂が好きだったのでしょうか?
昭和の初めまで、妙心寺の僧侶たちが実際に使っていたお風呂なのだそうです。
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この浴室を立てる時に寄付した人の位牌がまだ残っています。字はもう読めません。
さて、計画ではこの後、二条城に行く予定でした。ところがこの時点ですでに4時を過ぎておりまして、タクシーの運転手さんに「二条城は4時までだよ」と言われてしまい断念。なかなか計画通りにはいきませんね。
なので京都御苑まで運んでもらいました。タクシーの運転手さんが「えげつないほど、広いからね」とおっしゃっていたましたが、本当にだだっぴろいですね~。「えげつない」という表現が、関西っぽくてウケました。
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この日の夕食だけは、今回の京都旅行が決まってすぐに店を予約してありました。
私が京都に行ったら絶対行きたかったイタリアンレストラン「Cucina Itariana 東洞」さんです。
京都御所近くの町家のイタリアンレストランです。すごく楽しみにしていました。
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気を付けていないと通り過ぎてしまいそうな店構え。京都独特の間口が狭くて奥行きのある古民家をそのままレストランにしています。
今日も一日頑張りましたお疲れさまと、ビールとスプマンテとジンジャエールで乾杯。
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前菜の前の小皿は新玉ねぎのキッシュ。
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冷たい前菜は白子。下に敷いてあるのは菜の花のピューレ。ほろ苦くて白子と良く合います。ピンク色の京野菜は紅くるり大根。関東ではきき慣れない名前の大根ですね。
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オマールのスープ。餃子のようなパスタが真ん中に。泡だてたスープはオマールの旨味たっぷりで美味しかったです~。スプーンでお皿の底をすくうとマッシュポテトが出てきました。
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メインは甘鯛。ウロコさくさく、敷いてあるのはあっさりワカメのソース。素晴らしい~。
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そしてお肉のメインは和牛のロースト、タスマニアマスタードソース。脂加減ほど良く、スイスイと胃袋に収まりました。
メインのお肉が出たということは、これでコースは終わり?ということは、さっきのオマールがパスタの代わりだったってわけ?と、少々物足りないなぁと思っていたら・・・
ここから、まさかの白イカと菜の花のリゾットが出てきました~。ちょっとしたサプライズ。
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お米の硬さも私好みでパルミジャーノが効いたとても美味しいリゾットでした。
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そして、とどめに仔牛の煮込みと手打ちのリングイネが出てきました。
メイン料理の後に、リゾットやパスタが出てくるのは、京都式でしょうか?
でも、この順番イイと思います。
最後が肉料理だと、いつもいっぱいいっぱいになってしまいますし。
味、量、そしてお料理の流れも最後まで美味しく食べられるように計算されたコースだなぁと思いました。
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そしてドルチェはベリーのセミフレッドをサクサクのシューで挟んだもの。ほど良い甘さのカラメルソースが味のポイントになってます。
エスプレッソで〆て、もう大満足。
これは8,000円のシェフお任せコース。充実の内容で、京都イタリアン堪能いたしました。043.gif

そぞろ歩きでホテルまで戻り、その後は部屋で3人でトランプ大貧民して遊び盛り上がりました。まるで修学旅行のノリですね。
いつ眠りに落ちたのか、よく覚えておりません。

京都三日目につづく

Commented by りおん at 2015-03-25 09:37 x
ををを~!京都に行っていらしたのですね~^^
芽吹きの時期の京都、ステキだったでしょうね~!!

京都のイタリアン、わたしもこの順番に賛成です~!!
せっかくお肉にたどり着くころには
もうお腹いっぱいで、食べられないことが多いんですよ~。
でも加減しながら食べることができなくて~^^;

修学旅行のノリ!いいですね~^^
枕投げはしなかったのかしら~?( ̄ー ̄)ニヤリッ
Commented by sanakk at 2015-03-25 14:10
はい~、行ってきました~。
桜の季節にはちょっと早くて中途半端な時期でしたが
古都を堪能してまいりました。^^
2週間遅らせれば、それこそ桜満開だったのでしょうけど。

京都イタリアン、まだお腹に余力がある時にメインのお肉をいただいて、その後にパスタという順番もいいですね。
料理の構成にもよりますが・・・・。
お料理も美味しくて雰囲気もよく、帰る時はスタッフ全員で見送ってくださって、「おもてなし」を実感できて気分のいい夜でした。^^
若い娘がいたので、夜はついつい修学旅行のノリになりました。
さすがに枕投げはなかったですけど~。
エクストラベットをくっつけて、横の向きになって川の字で眠りました~。
by sanakk | 2015-03-24 08:45 | Comments(2)