GW 北の三名城と桜めぐり3日間
大型連休の後半、私はこの3月26日に開通したばかりの北海道新幹線で函館に行ってきました。
「北の三名城と桜めぐり3日間」というツアーに次女YUKAと参加したのです。
東京駅から新函館北斗駅までを4時間で走るH5系。出発の日は快晴でした。
北海道まで陸路で4時間てすごくないですか?
2031年には札幌まで開通する予定だそうですよ。最終的には旭川まで。赤字路線が多いという北海道の鉄道事情で高速鉄道の開業は採算が取れる見通しがあるんでしょうか?
駅に降り立って、まず冷たい空気に身震い。やっぱりそこは北の大地。分かってはいたものの、夏日が続いた東京からの服装ではダメです。慌てて荷物からストールを引っ張り出しました。
しかし、新函館北斗駅、できたばかりのピカピカの建物ですが、周辺にはなーんにもありません。開発はこれからなのでしょうか。
この後、新函館北斗駅~函館駅間を運行する函館ライナー(これも北海道新幹線の開業に合わせて開通した新幹線アクセス列車)に乗って函館駅へ出て、そこで旅行会社のバスにピックアップしてもらいました。
バスで最初に訪れたのは、有名なトラピスチヌ修道院。北海道は何度か旅行していますが、いつも札幌が拠点で、函館に来たのは初めてです。トラピスチヌ修道院も初めて。
資料館は見学できますが、この建物の中に入ることはできません。現在、60名くらいの修道女の方たちがこの中で俗世を離れ共同生活をしているそうです。囲いの中で生涯外の世界に出ることなく、厳しい戒律のもとで神への祈りと奉仕、そして労働をして暮らすということです。
どんな暮らしなのか覗いてみたいけど、期間限定で体験してみたい気もするけど、俗人が入れるような場所じゃないでしょうね、きっと。
入会するには、いろいろと厳しい条件があるようですよ。カトリックの洗礼を受けていることはもちろんですが、23歳から35歳までで未婚であること、扶養するべき人がいない事、家族の同意があること、そして教会の推薦がないとダメみたいです。
人間関係が嫌になったとか、世の中に嫌気がさしたとか、そんな一時的な感情で入会を希望できるような場所じゃないことだけは私でも分かります。
修道院を後にした我々は、いったん函館駅前のビジネスホテルにチェックインをしてから、函館ベイエリアに出かけました。
ここでツアー客各自、少し早めの夕食を取るべく90分間の自由時間となりました。みなさん倉庫街の中のビアホールやレストランに行かれたみたいですが、私たち母娘は事前に予約していたお店がありました。
倉庫街から歩いて10分ほどの函館市場の中にある「うにのむらかみ」さんです。
ごはんにたっぷり80g!そりゃ美味しかったですよ。あんまり美味しいの食べちゃうと東京に帰って回転鮨の雲丹たべられなくなっちゃいますね。
赤レンガ倉庫に再び集合した後、ツアーバスが次に向かったのは夕暮れの五稜郭。
函館のお花見宴会はジンギスカンが定番らしいですね。
五稜郭の後は、ザ・函館観光、函館山からの夜景見物です。日本三大夜景は分かりますけど、ナポリ、香港と並んで世界三大夜景にも挙げられているとか。そこまでぇ~?とちょっと思いましたが、確かに宝石箱の様に美しかったですよ。
この日は冷え込んでいたので空気が澄んでいて特に夜景がクリアで美しく見えたのだそうです。青森県側の灯りまで見ることができました。
我々はほかの日の夜景と比べようがないのでわかりませんが、3日に1回くらいはガスって夜景が見えないのだそうです。ラッキーでした。
それにしても、函館山展望台、ここは日本なのか?というくらい外国語が飛び交っていました。(とくに中国語・・・)日本の観光地に外国の方がたくさん来てくださることは良い事です。もちろん。逆に日本人の我々は海外旅行気分を一瞬でも味わえるというもの。
さて、ここまでで初日の観光プランはすべて消化し、ホテルに帰るのみとなりました。
充実の一日でした。
ガイドさんから明日の集合時間を聞いてそれぞれ部屋に戻りましたが、私たち母娘の函館一日目はまだまだ終わっていません。
一旦部屋に戻って暖かい上着に着替えてから、ホテルのすぐ裏にある呑み屋街大門横丁に繰り出しました。
北海道の海鮮もいただける小さな居酒屋に入ってまずはYUKAとお疲れ様の乾杯をしました。
普段は呑まない娘もこの日は、私に付き合ってくれました。
私は生ビールからの地酒。YUKAは夕張メロンサワー。
そしてハシゴして2軒目に入ったのは、6人座ればいっぱいのショットバー。今回のツアー担当の添乗員さんの親戚の方が経営しているお店ということでした。
私たち母娘とやはりもう一組の旅行者も母娘連れ。そして一人旅の青年と5人のカウンターでした。
なんだか盛り上がってしまいました。私は調子にのってバーボンロックを3杯お代わりしてしまい、気づけば時計は午前0時をまわっていました。翌日の集合時間はAM7時50分、ということもあり後ろ髪ひかれながら「私たちはお先に」とマスターにお会計を頼んだら、一人旅の青年が「ここは僕が払います」と全員分を支払ってくれるじゃないですか!そんな!ここで会ったばかりの知らない人に、しかも私より二回りも年下の若者に奢ってもらう訳にはいかない、と固辞したのですが、彼も引きませんでした。
「いいじゃないですか。楽しかったし、一期一会ですから。」だって。今時、そんなきっぷのいい若者もいるんですねぇ~。
それならせめて旅の思い出に写真とりましょうよ、と半ば強引に私と娘と青年とのスリーショットをスマホにおさめました。確か彼は「いやー、恥ずかしいからいいですよ」と辞退していたような。その時、私は酔っぱらっていて気がつかなかったんです。
翌日になって写真を確認したら、彼は大きな手で作ったピースを顔の前に掲げていました。
ああ、写りたくなかったんだ、と分かりました。SNSに揚げられたりしたら嫌ですもんね。今時は記念にお写真を一緒に、なんて気軽に誘えない世の中だった。これだから昭和のおばさんはダメだなぁと猛省。彼の楽しくて気分が良くて思わずみんなに奢りたくなっちゃったくらいの夜を台無しにしなかったでしょうか~。いまさら遅いですけど。
大酔っ払い上機嫌の私とモヒート1杯で付き合ってくれたYUKAは部屋に帰ってシャワーを浴びるとその夜はバタンキューでした。
2日目に続く
それも話題の北海道新幹線!まだ、北陸新幹線にも乗っていない
私です・・・。
トラピスチヌ修道院、私も一度訪れた事があります。
函館の街は道路が真っ直ぐで美しいですよね。
そして、雲丹丼!美味しそうです。ツアーだと昼食も皆と一緒、
というイメージでしたがこうして選べるのは良いですね。
事前にお店を予約して大正解ですね。
そしてそして、夜の部。
旅のそうした出会いというのは愉しいものですよね。
まさに一期一会。きっと、その後会う事はないけれど
だからこその貴重なひととき。
その昔、母と長崎へ旅した際に夜食事をした店でたまたま
隣り合わせた男性ふたりに焼酎を御馳走になった事がありました。
男性に「姉妹かと思いました」と言われ母は大層喜んでいたのを
想い出します。
今では母は会うたびにあの旅行は良かったと話します。
旅は、良いものですね。
北海道というと、やはり飛行機で飛んでいく遠い所、という
イメージなのですが、列車で4時間は目から鱗といいますか、すごいなと思いました。(最近、飛行機がどうも苦手になりまして~トシですかね~^^;)列車の旅が好きです。
うに丼、美味しかったですよ~。ミョウバンを使っていない
新鮮なうには時間との勝負ですから、やはり産地でないと味わえないものかな~と思いました。
最近はちょっとしたプチ旅行でもまず最初に食事をするところを調べて予約することにしています。
今回一日目の食事は各自でというツアーだったので良かったです。
お母様、長崎の旅楽しかったのでしょうね。
姉妹、と言われるのは嬉しいものです。私も奢ってくれた青年に言われました。^^リップサービスだと分っていても気分が良くなりました。さらりと嫌味なくそうしたお世辞が言える男性っていいですね。
旅の夜、お酒をいただきながら、数時間のお付き合いでも愉しく呑めたら出会いって素晴らしいですよね。
またどこかへ旅行したくなってきました~。^^